日本人に近いミャンマー人の国民性

 

増え続ける在日ミャンマー人

近年、技能実習生や留学生として来日するミャンマー人の数が増えてきており、2017年12月末時点で、日本で外国人登録されているミャンマー人は22,519人となっております。

2011年12月末時点では、8,046人でした。技能実習生の人数についても2011年末時点では87人でしたが、2016年12月末には3,960人と明らかにミャンマー人の来日が増え、日本人にとっても身近な存在になってきています。

技能実習生業界では中国人の人材不足などから、数年前からベトナムに切り替える組合がかなりの割合で増え、ベトナム人が大量に日本に増えましたが、ベトナムの次の国としてミャンマーを開拓している組合も多く、ミャンマー人がメインになってくる職場も増えてくることだと思います。

 

ミャンマー人の国民性

ミャンマー人の国民性は東南アジアの国でありながら、日本人に近いと言われています。理由としては彼らの宗教が仏教であることで、日本人に近い感覚を持っています。

誠実で真面目で、目上の人間を敬う国民性と言われています。日本の職場では非常に喜ばれそうな性格です。ただし真面目がゆえにシャイで、自己主張をあまりしないので何を考えているか分からないようなところがあります。技能実習生の場合、昨日まで仲良く働いていたのに、次の日に失踪した。なにが不満だったか分からない、なんて話もよく聞きます。

日本語に関してはミャンマー語は日本語と語順が同じらしく、日本語を覚えるスピードは他の外国人に比べ早いように感じます。実際私が会ったミャンマー人達も非常に日本語がうまく、仕事では、日本の会社に技能実習生の採用に関する営業の電話をかけていると言っていました。

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ミャンマー人と接する時の注意点

前章でも述べたように、自己主張をあまりしないので、急に怒り出すことがあります。普段はとても優しい国民性なのですが、突然怒り出すことがあります。元来はタイに攻め込んだりと気性が荒くプライドは高い民族です。

なので注意するときは絶対に人前で怒らないこと、怒鳴らないことを気をつける必要があります。

また、これは東南アジアの共通なのですが、時間にはルーズです。こればかりは育った環境もあるので、ある程度日本人の方が寛容に接していくべきだと思います。

 

まとめ

数年前からアジア「最後のフロンティア」のと呼ばれ日本でも注目が集まっているミャンマー。これから観光や就職の為に来日するミャンマー人は確実に増えていきます。東京都内にはすでにミャンマー人コミュニティーがいくつかあり、その中でも新宿高田馬場周辺は「リトル・ヤンゴン」とも呼ばれています。一時期、ミャンマー人実習生が失踪したら必ず高田馬場にいるなんてことも言われていました(今はどうかしりませんが・・・)。

これから益々、身近になっていくミャンマー人達。彼らも日本の常識などに苦労する場面も多々あると思いますが、日本人の私たちもミャンマー人の国民性を理解し、互いにトラブルなく生活ができればと思っております。