シンガポールのエリート層に密かに人気になっているスポーツ”ホワイトカラーボクシング”。
その名の通り金融マンや弁護士、医師ら富裕層がするボクシング競技のことで、
リング上では真剣な殴り合いを見せる。
もともとは、アマチュアボクシングの試合で観客数人が場外で殴り合いを始めたことがきっかけで、
主催者側がそんなことをするならリング上で試合としてやるべきだと考えたそうだ。
そして出場する選手達が高学歴エリートが多かったため、ホワイトカラーボクシングと呼ばれるようになった。
1990年代初頭にニューヨークから始まり、現在では、ロンドン、東京、香港、上海、シンガポールといったような世界の主要都市で開催されている。
出典:YouTube
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興行は慈善イベントのためチケットは250ドルとなかなか高額。
ちなみに後楽園ホールでプロのボクシングを見るなら自由席で3000円、指定席で5000円、リングサイドなら1万円〜3万円といったところ。
このホワイトカラーボクシング、アジアではシンガポールと香港で特に人気があり、シンガポールと香港の試合が毎年開催されているらしい。
実際この二つの国はエリートや外国人駐在員が多く、彼らはハードワークを好み、刺激的な経験を他の人より多く求める傾向にあるので、
このスポーツはぴったりだったんでしょう。
こちらの動画でホワイトカラーボクシングに出場しているカイリーさんは、試合に出場することについて
「自分の中の怒りを初めて知りました。サンドバックを打つと涙が溢れたんですが練習に集中しました」と語っている。
試合に出場した理由やサンドバックを打って涙が溢れる理由はよく分からないが、試合のために普段の仕事をこなしながら10kg減量したり普通の人じゃできないので、エリートはやっぱりすごいという事でしょう。
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