今年度4月から新たに外国人技能実習生2号移行職種に追加された「総菜製造業職種」。
この職種の追加によって様々な食品工場がすでに導入に向けて動き始めています。
この職種の大きな特徴は、規模の大きい工場や製造現場が多く今後この職種で入国してくる実習生がかなり多くなる事が予想されます。
施行されたばかりの職種は、どの範囲の作業で入管の許可が降りるのか監理団体や企業も判断がしずらく、
どんだけ資料を提出しても最終的には入管の判断になるので、せっかく実習生の採用を決めて多くの資料を作成し面接までしたのに入管に通らないということは避けたい所だと思います。
実際、自分の方で各方面に問い合わせをして調べた所、重要なポイントは2つ。
1.即食性のある製品を製造している事
2.大量(1回300食以上又は1日750食以上)に製造できる設備・機械を有している事
まず、最初に調べるポイントはこの2つになります。
1の即食性のある製品は要するに工場で製造された段階で、さらに出荷後調理を加えずに食べれる状態ということ。
分かりやすい製品の例でいうと、コンビニ弁当などですね。出荷段階で食べれますね。
製麺工場などや、他食品の材料だけを作っている工場の場合、2の大量(1回300食以上又は1日750食以上)に製造できる設備・機械はあるけれど、製品があっていないので入管の許可はおりません。
他、工場でなくてもセントラルキッチンがあるような大きな飲食店の場合、機械・設備が条件を満たしていて、製品ももちろん即食性があるので実習生を入れれる可能性があります。
※最終的にはすべて入管の判断になるので100%断言はできませんが・・・
条件の1回300食以上又は1日750食以上は、飲食店の場合は客数に左右されますが、、、要は1回300食以上又は1日750食以上作れることができる設備という事らしいです。
実際この2点の条件を満たしていれば実習生を入れれる可能性がかなり高くなります。
他、条件に関しては下のリンクに詳しく書いてあります↓
結局、やってみないと分からない
以前からある職種ならある程度会社の業務内容を調べれば100%入管は通ると確信出来るのですが、こうゆう新しく施行された職種だと初めてのケースになるので書類揃えて入管に提出してみないと実際のところ通るか分からないです。
入管に聞いても、書類を提出しないと判断できないという回答になります。
その前のリスクを軽減したいから聞いてるんですけど・・・まぁしょうがないですね。
入管に書類を提出するのって面接も終わり実習生も決まった後になるんです。
これで入管の許可がおりなかったら、時間も経費も無駄になり、せっかく日本に行けると喜んでいた合格者たちもいく事が出来なくなります。
なので、もし総菜製造業で実習生を入れるならできるだけ面接前に色々調べた方がいいと思います。
あとこの総菜製造業は日本総菜協会という所が色々と取り仕切っているみたいなので、聞いてみるのもいいかもしれないです。